代表取締役社長 羽鳥 由宇介
代表取締役社長 羽鳥 貴夫
株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
〜小売事業の強化〜
当社では、以前より、収益性の強化を図るため小売事業の強化を行ってまいりました。小売の収益性は付帯収益を含めると卸売に比べ2〜3倍あります。また、当社は、従来から事業の中心としてきた卸売事業(買取事業)により、小売事業の成功に重要な要素を既に兼ね備えております。
その1つは「在庫」です。中古車ビジネスの最大の成功要因であり、また、一方で最大のリスク要因は「在庫」です。当社では、2週間を経過すると自動的にオークションに出品する卸売事業を既に確立しております。卸売事業の上に小売事業を展開するビジネス構造であり、常時6,000台という豊富な在庫は、日本一の在庫数でありながら売れ残るリスクは一切ありません。
もう1つは「集客力」です。中古車ビジネスのもう1つの成功要因は「集客力」です。当社は、来店査定やネット申し込み等により年間120万人とのコンタクトがあります。通常、小売をするためには、多額のマーケティングコストが発生しますが、当社は既に多数の顧客を持っております。
こうした強みを生かし、近い将来、現在4万台程度である小売台数を10万台に拡大してまいります。中古車小売市場を250万台程度と推定すると、当社シェアはわずか約2%です。これを現在の2.5倍の5%に増やすことは十分に可能であり、ここに経営資源を集中してまいります。
〜2011年2月期の業績概要〜
2010年2月期は小売台数が前期比+38%と大きく伸ばすことができました。当期も当初はこのペースで増加させる計画でしたが、新車が実質最大25万円値引きされるエコカー補助制度という特殊要因が想定以上の逆風だったため、収益性重視に舵取りを行う経営判断をし、「適正粗利のコントロール」と「販管費の抑制」を実施してきました。
収益性重視に舵をきったことにより、売上高は1,420億円と減収でしたが、営業利益は80億円と前期比+51.8%と増益を確保いたしました。
〜2012年2月期の展開と強化ポイント〜
今期(2012年2月期)につきましては、中古車市場がエコカー補助制度の終了による駆込み需要の反動による影響が一服し、徐々に上向きの傾向も見えてきておりましたが、今回の震災が影響し市場環境、特に新車市場は厳しい状況になることが予想されます。
このような状況ですが、当社は今期(2012年2月期)も引き続き、収益性を維持しつつ小売台数を増加させる計画です。また、販管費は大きな増加要因はありません。店舗数は、当期同水準を維持し店舗あたりの生産性を高めてまいります。商品化工場や大型展示場は順次計画を進めてまいります。
〜小売事業の拡大策〜
営業マン一人あたりの小売台数は、まだまだ少なく、拡大の余地が大きいと考えております。小売の営業は、買い取りの営業よりも高いスキルが必要なため、ある程度の時間はかかりますが、この2年間は人材教育に注力してまいりました。2年前よりSP−PROという制度※を導入してまいりました。今期以降、その拡充を本格的に行いリピート・紹介によりお客様を獲得してまいります。また、この2年間の取り組みにより、CS(顧客満足度)は大幅に改善してまいりました。CSの向上は、近い将来、リピート・紹介を増やすうえで、重要な指標です。今後も更なる向上に取り組み将来顧客の獲得に繋げてまいります。
中古車小売市場における、当社のシェアは約2%程度の水準です。当社の市場シェアはまだまだ低いことから、人材教育やCS向上のための取り組みを徹底することにより小売台数を伸ばしていけると考えております。
最後に、当社は、お客様ひとりひとりに対し、その時々のライフサイクルに合わせて、好きなクルマに気軽に乗る、そんなスマートなカーライフのお手伝いをしてまいります。
※一定の条件をクリアした営業マンが昇格。過去の担当顧客を中心にフォローする活動を行う。
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